
ミサンガとは?

「紐が切れたら願いが叶う」とされていたミサンガ。
日本では1993年のJリーグ開幕に湧き、その当時の選手たちが身に着けていたことにより大流行しました。
金具を使用していないものは海やプールにも着けたままで入れることや、見た目のカラフルさ・足首にも着けられる手軽さなども人気の大きな理由でしょう。
また、材料であるししゅう糸は手に入りやすいため、応援したい人や好きな人にに作ってプレゼントをする学生も多くいました。
当時はミサンガの作り方が載った本は少なく、ネットでの交流もない時代。
友人同士などで作り方を教え合うことで、ミサンガが世間に広く知られることとなりました。
(当時はプロミスリングという名前が主流)
ミサンガの語源
ミサンガはポルトガル語で[ビーズ]という意味。
- [ミサンガ]の語源
- 南アフリカの公用語の1つであるコサ語の[マ(ム)サンガ]であったり、古代のポルトガル語と言われている古代トゥピ語で装身具を意味する[トゥピポサンガ]に由来します。
つまりマ(ム)サンガ→ミサンガと変化したのです。
ミサンガ(=ビーズ)は、南アフリカ周辺の国々で祈りの場や呪術で、悪霊を追い払う神聖なアイテムとして使用されていたのが始まりだと言われています。
ミサンガが「願いが叶う」と言われるようになった理由

「ミサンガが切れると願いが叶う」
これはブラジルのバイーア州サルバドールにあるボン・フィン教会が始めたフィタというリボンが元になっていると言われています。
- ボン・フィン教会のフィタ
- ボン・フィン教会では[フィタ]と呼ばれるカラフルなリボンを願いを込めながら作り、完成したものを教会関係者や領民などが御守りとして身に着けていたのがミサンガの始まりだという説が一般的です。
フィタ、もしくは教会の名を取りボンフィンとも呼ばれる長いリボンを身に着ける際には手首に2回巻き付け3回結び目を作る。
結び目1つにつき1つの願い事が出来るので3つの願い事まで可能。
身に着けたフィタが切れた時に願いが叶うと言われています。
願いを叶えた人はお礼としてボン・フィン教会の門にフィタを結ぶため、常にものすごい数のフィタが迎えてくれます。
日本では1993年、Jリーグが出来たころの選手たちはこのフィタをジンクスやゲン担ぎで着けていました。
これがきっかけとなりミサンガは[切れたら願いが叶う御守り]だと広く知られるようになった理由です。
フレンドシップ・ブレスレットとは

アメリカで1970年ころから若者を中心に人気が出始めたアクセサリーとしての紐のブレスレットのことをフレンドシップ・ブレスレットといいます。
- フレンドシップ・ブレスレット
- フレンドシップは[友情]。
つまり友情のブレスレット。
願いを込めながら手作りのブレスレットを友人の手首に巻く。
そうすると自然に切れた時に願いが叶うとの言い伝えがあります。
フィタとは少し違い「ブレスレットを作るために愛と時間をかけてくれたのだから、自然に切れるまでつけておくべきだ」という考え方が根底にあります。
ただ、最近では[色々なデザインを楽しめるハンドメイドの紐製ブレスレット]という位置づけです。
着け外せるようにボタンがついていたり、金具やチャームなどが付いているものも多くあります。
最近主流になっている名前入りミサンガやイラストミサンガはフレンドシップ・ブレスレットの枠に入ります。
なぜ切れたら願いが叶うの?

なぜ切れたら願いが叶うのか。
それは「願いを忘れないため」に常に自分に誓いを立てている状態だからです。
御守りの本質として「魔除け」があると思います。
ミサンガも元々は悪いものから身を守る「神具」的な扱いでした。
しかし最近では「願いを叶える」がメインになっています。
これは目に見えぬ力で楽をして叶えようというのではなく、常に自分を磨き、夢に向かって行動し続けるための誓いをミサンガ・そして自分自身にしているからです。
そのため、ミサンガが切れるまで行動し続けた結果として夢が叶うのです。
- ミサンガだからこそ持てる「誓い」の強さ
- 叶えたいことを願いながら結んだミサンガを見るたびに「この夢を叶えるぞ」と再確認することにより、レコーディングダイエットのような「意識をすると結果が出てくる」という状態になります。
切れたミサンガは捨てていいの?

これはよく聞かれるのですが、神職ではないので正直分かりません。
ミサンガ歴10年以上の私は、切れたミサンガも大切に取っておきたい派です。
自分で作ったからというのもありますが、誓いを立てたものに対して「切れたからハイさよなら!ありがと!」と処分する気にはなれなくて。
しかし一般的には1秒でも早く処分しましょうと言われています。
早く処分しないと逆に運気を下げるアイテムになってしまうんだとか。
エネルギーや気の流れを感じ取れる方は、ミサンガが切れたらすぐに処分した方が気持ち的に落ち着くと思います。
例えるなら、料理を作るために割った卵の殻をいつまでも大事に取っておくのと同じような感じかもしれないです。
処分するしないはその人によるとしか言えません

- 切れたミサンガの処分方法
- 特に決まりはありません。
可燃ごみに出してもいいそうですが、抵抗のある方は金具などが無ければ土に埋めるという方法もあります。
封筒に入れて「ありがとうございました」と、ミサンガ&頑張った自分へお礼を言って処分するのがベストです。
ミサンガは自由につけよう!

つけっぱなしにこだわり過ぎなくてもOK!
常に目につくところにあればキーホルダーでも願いは叶うよ!
願いを叶えるのは自分自身なのです。
ミサンガは自分の願いを忘れないための「確認装置」です。
ミサンガを常に身に着けていれば目につきますし、たとえ普段見えない足首に着けていてもお風呂の時には見えますよね。
その時に「これは叶えたい願いがあるから着けたんだ」と確認できます。
毎日確認できれば自然と願いを叶えるための行動をします。
その積み重ねで願いが叶った頃にミサンガが切れるのです。
そのくらい苦労して頑張ってきたということです。
自分以外のエネルギーに頼り切って願いが勝手に叶うものではないのです。
「外しちゃダメなんだ」ということはありません。
誓いをミサンガに立てなくてもOK!
- 大切な人が自分のためを思って作ってくれた
そして大切な人に作ってプレゼントをした。
そんな気持ちがあれば良いんです。もちろん自分で作って自分でつけてもいいんです。
ミサンガを作るという行動、作りたいと思ったその気持ちを大切にして、
自分も相手もハッピーにしちゃいましょう!