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「グレージング加工って何?」
革製品を扱う方なら、一度は耳にしたことがあるかもしれません。
グレージング(Glazing)とは、革の表面を圧力と摩擦で磨き上げ、光沢を出す加工技法 のこと。
特に コードバン や 高級カーフレザー で見られ、革の風合いを活かしながら美しい艶を生み出します。
この記事では、グレージング加工の歴史・適した革・メリット&デメリット について詳しく解説します。
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1. グレージング加工とは?
基本の仕組み
グレージング加工の最大の特徴は、革の表面を磨き、圧力を加えて光沢を生み出す こと。
加工方法は大きく分けて 「機械グレージング」 と 「手作業のグレージング」 があります。
- 機械グレージング:金属やガラス製のローラーを使用し、大量生産向け
手作業グレージング:瑪瑙(めのう)やガラスを使い、細かい力加減で磨く(コードバンなどに多い)
➡ どちらの方法でも、最終的には 熱と摩擦 によって表面を圧縮し、滑らかな艶を作り出します。
2. グレージング加工の歴史
「革を磨く」という技術
グレージング加工がいつどこで始まったのか は、現時点では明確な文献がありません
しかしその起源は非常に古く、正確な年代を特定することは困難ですが、類似の技術は古代から存在していました。
古代から中世:
・古代エジプトでは革を滑らかにするために、石や骨で表面を磨く技術が存在しました。
・中世ヨーロッパでは、羊皮紙の製造において、表面を滑らかにするために軽石などで擦る技術が用いられていました。
ただし、現代のグレージング加工のようなローラーを使う技術とは異なります。
近世以降:18世紀頃から革製品の需要が高まり、グレージング加工が広く用いられるように。
特に高級革靴や革小物において、その美観と耐久性を高めるために重要な技法となりました。
ちなみに英語の「glaze」は陶器などの表面に光沢を与えるという意味で、革のグレージング加工にも通じる概念です。
現代 :技術の進歩により様々な仕上げ剤やローラーが開発され、より多様なグレージング加工が可能になりました。
しかし伝統的な技法も受け継がれており、熟練した職人による手作業でのグレージング加工は、高級革製品において高い価値を持っています。
グレージング加工は、時代の変化とともに技術が発展し、革製品の美しさを追求する上で欠かせない技法となっています。
チェックポイント
➡ つまり、グレージング加工は 近代の革産業の発展とともに確立された技法 なのです。
3. グレージング加工に適した革の種類
① コードバン(馬の臀部の革)
コードバンとは馬の臀部から採取される、非常に希少で高価な革です。
製法:採取できる量が限られ、熟練した職人の技術が必要。
タンニンなめしで時間をかけて仕上げられることが多い。
特徴:緻密な繊維構造を持ち、独特の光沢と滑らかな質感が特徴。
非常に丈夫で、耐久性が高い。美しい光沢があり、高級感がある。
経年変化により、さらに深みが増す。
用途:高級紳士靴、財布、革小物など。
コードバンは、「革のダイヤモンド」とも呼ばれ、その美しさと希少性から、最高級の革素材として評価されています。
✔ 非常に繊維が密なため、グレージング加工で特に美しい光沢が出る
✔ 高級紳士靴や財布、ベルトに使用される
② タンニンなめしのフルグレインレザー
フルグレインとは革の表面で最も外側の部分です。
毛皮のすぐ下のため自然な質感と耐久性が高くなっています。
タンニンなめしとの組み合わせ:植物由来のタンニンでなめすことで、革本来の風合いが際立つ。
特徴:使い込むほどに色や艶が変化し、経年変化(エイジング)を楽しめる。
傷やシワも自然な風合いとなり、個性が生まれる。
繊維が締まり、丈夫で型崩れしにくい。
用途:高品質なベルト、財布、鞄など。
✔使い込むほどに味わいが増し、長く愛用できる素材
✔ 吟面(表面)を活かした光沢仕上げに適している
✔ 高級バッグやレザー小物に多用される
③ クロムなめしカーフレザー
クロムなめしカーフレザーは、高級革製品に最適な素材の一つです。
特徴:
カーフレザー: 生後6ヶ月以内の仔牛の革。キメ細かく滑らか。
クロムなめし: 塩基性硫酸クロム塩を使用。柔軟性と耐久性向上。
特徴: 柔らかく手触り良し。薄くても丈夫。発色が良い。メンテナンス容易。
用途: 高級紳士靴、ハンドバッグ、革小物など。
代表例: ボックスカーフ。美しい外観と実用性を兼ね備えた独特の光沢と滑らかさ。
✔ 滑らかで上品な仕上がりになる
✔ 高級ブランドの革製品に採用されることが多い
4. グレージング加工のメリット・デメリット
メリット
✅ 革の光沢を美しく引き出せる
✅ 耐久性が向上し、汚れがつきにくくなる
✅ 高級感のある仕上がりになる

光沢のある美しい仕上がりは、高級感を求める人にぴったり!
デメリット
❌ 加工に手間がかかるため、コストが高くなりがち
❌ 過度な摩擦で革がダメージを受ける可能性がある
❌ エイジング(経年変化)に影響を与える場合がある

過度な摩擦には注意!
革によってはダメージを受けることも・・・
5. 自分でグレージング加工を試すには?
もし グレージング加工を手軽に試したいなら「グレージングトップ」という製品がおすすめです。
この製品を使えば、自分でも コバ(革の断面) だけでなく、吟面(表面)にも美しい艶を出すことが可能 です。
まとめ
✔ グレージング加工とは、革の表面を摩擦と圧力で磨き上げ、光沢を出す技法。
✔ 18世紀以降、特に高級革製品の分野で発展し、コードバンやカーフレザーに広く使用されている。
✔ 手作業と機械加工があり、職人技が求められる技法でもある。
✔ 「グレージングトップ」などの製品を使えば、自分でもグレージングのような艶を出すことができる。
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